キッチンのパネルの色一つでも・・・

アパートのリノベーションを検討中のお客様と、
キッチンやお風呂を見にショールームに行きました。
トクラスというメーカーのショールームなのですが、
もともとの名前はヤマハリビングテック。
ヤマハのキッチンはピアノの塗装技術を生かした、
面材(キッチンの扉などの表面の仕上げ)が有名です。

塗装が優れているということで、
色も様々なバリエーションがあります。
中でも、このBerryシリーズのキッチンは、
和の色114色の中から選べるようになっており、
面材の見本も綺麗なグラデーションで作られています。

撫子色や藤色などなど、
和の色のグラデーションで繊細な色を作っているので、
ここはもうちょっと色がこう微妙に違うんだよ〜といった、
こだわりも反映させやすいですよね。
インテリアに合わせたキッチンのセレクトにもより楽しみができます。

最近は設備機器の性能がどこも良く、似たようなものになっているので、
特にキッチンや洗面台は、デザインや色で選ばれる方が圧倒的に多くなっています。
このような差別化ができると、
それだけが決め手で決める方も多いと思います。
実際に、お風呂の床のタイルの色と質感だけでメーカーを決めたお客様もいらっしゃるぐらいです。

インテリアがどんどん洗練されている中、
機能重視ばかりの設備機器のデザインはちょっと遅れている部分もあると思います。
五感が落ち着く心地よい暮らしには洗練された色やデザインも重要です。